育てた野菜を産直に出品してみよう

産直出品

我が家では今年、地元の産直に栽培したじゃがいもを初出品しました!大量に収穫できたけれど、家族や近所の方では食べ切れない、野菜が余ってしまうという方、産直での販売はいかがでしょうか。

産直の種類

一口に「産直」と言ってもいくつかの種類があります。道の駅のように地方自治体と道路管理者が設置している産直、地域の商工会議所などが運営している産直、地元のJAが運営している産直などがあります。

ちなみに我が家の近く(10km圏内)には商工会議所と地元のJAが運営している産直があります。

まずは家の近くで産直を探し、足を運んでみましょう。お客さんの目線で売られているお野菜を見て、自分の野菜を置いても良いと思う産直を発見したら、電話して新規出品について聞いてみましょう。

私も近くの産直に電話で問い合わせてみたら、 丁寧に教えてくれました♪

検討した結果、地元のJAが運営している産直に出品することにしました。以下はJAが運営している産直について、私の体験をお伝えします。

産直出品に必要な手続き、出品の準備

地域のJAが運営している産直に出品するために、以下の手続きを行いました✫

  1.  JAの正会員に登録 (私の地域では1万円)  

登録の申込みをしてから完了まで2週間程かかりました。農協本部での登録作業、農業員会の承認に時間がかかるようでした。登録の資格者は年間90日以上農業に従事をしていること(土日作業していればクリア)または畑が500平米以上あることでした。

2.  産直に登録(我が家が申し込んだ産直の場合、入会費5000円、年会費1000円)

JAの正会員になったら産直に登録。こちらは登録完了まで1週間程かかりました。

3. 産直の機械講習、出品野菜の登録

産直バーコード発券機の講習を受け、出品する野菜を登録したら、晴れて野菜の出荷ができるようになりました!出品野菜の登録では、農薬の利用有無(我が家は無しだったので簡単)などを記入し、提出しました。

地元のJA出品にかかった初期費用・時間

費用:JA正会員登録料(すでに正会員なら不要)、産直登録費用、産直年間利用料

要した時間3週間 (すでにJA正会員ならもっと短いはず)

野菜出品のために準備した資材など

我が家はこれまで野菜の出品をしたことがなかったので、袋とシーラーを購入しました。

1. 防曇袋 (ボードン袋)・・・ 野菜を入れる穴の開いた袋です

コメリなどホームセンターでも販売していましたが、JAで直接買える袋も高くなかったです。10号(中のじゃがいもが5、6個入る)サイズで1枚2円程度

2.バックシーラー・・・  袋に入れたじゃがいもを留める器械です

ホームセンターでも売っていましたが、シンプルでかわいく安いこちらがおすすめです♪

この2つを用意してじゃがいもを詰めたら販売できる状態になりました。

産直出品は意外にもお手軽にできます♪

産直へ野菜を出品するメリット・デメリット

さて、登録の手続きが終わり、晴れて収穫したじゃがいもを出品できるようになりました!

自分の育てた野菜を産直に出品してみて感じたメリット、デメリットをお伝えします。

野菜の産直出品のメリット① ー自分の作った野菜の魅力が伝えられる

産直に出品するということは、他の生産者の野菜と並ぶことになります。生産者は野菜のことに詳しいけれど、よく知らないお客さんにどうしたら魅力が伝えられるか。品種、おすすめの調理方法、魅力など愛をポップに詰め、野菜とともに置きました。野菜は、一般的には所詮料理の副菜だとは思うのですが、改めて自分の野菜の魅力を考えて、形にする活動はとても楽しいです。

そうやって手にとってくださったお客さんを見て(実際に売り場に見学にも行きました(笑))、買ってくださるのを見るのは、大変嬉しいことでした。

野菜の産直出品のメリット②ー野菜が利益を生む

趣味として家庭菜園をしているなら、資材や種を購入したりと、費用がかかるのは他の趣味と一緒です。家庭菜園は、上手に育てられれば、趣味活動の副産物である野菜を食べられ、食費が減るでしょう。産直で売れれば、利益がでるかもしれません。やり方次第では副業にもなるでしょう。 第一の目的ではなくても、夢がありますね。

参考:私たちの新じゃがいも販売は利益は出そうか…?

私たちは予想以上収穫できたじゃがいもを無駄にしたくないという思いから産直出品を決めました。利益を出すことは第一目的ではないのですが、気にはなります(笑)

初期費用(約2万円)の回収・・・\\\ 出品2週間目で到達(≧▽≦) ///
種芋代(約2万円)の回収・・・現在出品を始めて3週間目、もう少しで達成✫✫

種芋代も回収できたら、その後は完全に利益となります✫

野菜産直出品のデメリット①ー品出し、引取が結構大変

私たちの登録した産直では、生産者が基本的に、毎朝開店30分前までに品出し、閉店30分後引取に行かないといけません。恐らく多くの産直が似たように生産者が自ら品出し、引き取りする形態でしょう。

土日はお客さんが多いので出品者も多く、開店30分前では棚が埋まってしまうので、朝7:30には品出しに出向いています。

早起きして1日を有効活用できるので前向きに対応していますが、大変ではあります😂

そのため、品出し、引取作業が苦にならない距離の産直で販売することが大切ですね。

野菜産直出品のデメリット② ー他の生産者も作れる野菜は安い

野菜の値段は需要と供給で決まるので、他の生産者も作れる野菜は、当然のことながら安いです。スーパーより新鮮なその土地で生産された生産物がスーパーより安く売っていることも魅力の1つである産直。

我が家も同じ野菜を出品している周りの生産者の値段を参考に、価格付けしましたが、かなり安いと感じました。他の生産者があまり作っていないような人気の野菜を栽培できたら、強気の値段設定ができるでしょう。

まとめ:産直はチャレンジする価値あり!

出品できるまでにはいくつかの手続きがありましたが、産直もJAの担当者も新規生産者を応援してくれている感じる丁寧な案内・対応をしてくださり、私達はスムーズに準備ができました。

産直は、少量生産者の味方です。私たちの出品している産直では究極1袋からでも出品ができます。野菜づくりが趣味になって、上達してきた、他の人にも食べてもらいたい、レベルアップしてみたいという方は、チャレンジする価値ありだと思います!

我が家もたくさん収穫できた野菜については色々なものを出品してみて、可能性を探っていきたいと思います✫

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